大人にだって発症する病気なのだということは肝に銘じておくのもよい
心がけだと思います。
大人の滲出性中耳炎は、子供と比べると、その原因も症状の程度も多彩
になります。
成人では、子供のように鼓室に滲出液がたまるところまでいかず、鼓膜
に対してのへこみだけのケースが多いので、耳管狭窄症(じかんきょう
さく)と呼ばれることが多くみられます。一般では、滲出性中耳炎、
耳管狭窄症、耳管カタル、と呼ばれますが、いずれも同義語と考えても
いいと思います。
それでは、この大人の滲出性中耳炎の原因についてみていきたいと思い
ます。
主に50〜60歳代以降に滲出性中耳炎の発症が多くみられ、これは加
齢による耳管の働きが著しく低下してきたためと考えられています。
そのほかの原因は今のところはっきりしておらず、中高年以降に発症し
た滲出性中耳炎は多くのケースで軽症だと言われています。
症状は耳の閉塞感、つまり高いところに行ったときのように耳が詰まる
症状が多く、耳鳴りのような感覚を感じます。
治療は耳管通気を2〜3週間続けると多くの場合、治ります。
まれに2〜3か月以上かかるケースもあると言われています。
しかし、このケースの滲出性中耳炎は軽症が多いということ以外に、
繰り返しやすいという特徴も兼ね備えています。数か月から一年以上経
過してしまうこともあり、病院にはそのつど足を運ぶことが必要になっ
てきます。
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