題材を取り上げ説明していきたいと思います。
この難聴は主に鼓膜が外側から押されることで、鼓膜自体が張りつめた
状態に陥り、本来外から入ってくる音に対する反応が鈍くなり聴力が低
下するといったものです。さらには鼓室に滲出液がたまることで、鼓膜
だけではなく耳小骨の働きも制限がかかり、さらに強い難聴になりま
す。したがって、滲出性中耳炎の最も多い症状は難聴になります。
特に小さなお子さんをお持ちの方は注意深く見守ってあげる必要があり
ます。難聴を思わせる行動としては言葉の聞き返しが多くなったり、
聞き間違いが増えたり、テレビの音を大きくしだしたり、テレビに近づ
きすぎるようになったり、などが挙げられます。大人の場合は耳が詰ま
った感じや、音がこもる感じがしたり、自分自身の声が耳に響く、など
の症状が多く挙げられます。最も忘れてはいけないことは滲出性中耳炎
は何度も繰り返すことが多いとされていることです。ようやく治ったと
思っていたら、また難聴が出てきたり急性中耳炎や鼻の症状の悪化とと
もにまた滲出性中耳炎が再発したりといったことが多いですので、子供
なら周りの気配りや日頃からよく注意深く見守ってやることが大切でし
ょう。
難聴が引き起こす言語発達の影響も少し触れておきたいと思います。
難聴があると2、3歳くらいまでは言語発達が遅れる可能性があると言
われていますが4歳以降になるとほぼ影響はないとも言われています。
つまり4歳以下では言語発達が遅れていたとしても、聴力が正常になれ
ば短期間の内に追いつくのです。
このように滲出性中耳炎が引き起こす症状をみてきましたが、主に難聴
がキーワードになって、それが治療への第一歩となっているケースは珍
しくありません。したがって家族や周りの方が日頃から、注意深く見守
ってあげることを心がけましょう。
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